手指の骨折について

当院で比較的多く受診されるのが、学生さんがボールなどで突き指をした事による手指の骨折です🦴
コロナによる自粛期間が終わるとともに増えました😱

手指の外傷ではまず腫れ具合から骨折の有無が予測可能です。
皮下出血があればおおよそ骨折が疑われます🤔

さらに指が痛みながらも、ある程度曲げ伸ばしすることが可能であれば、
骨折があっても手術は不要であり、腫れが引くまでの数日の固定安静で良いと考えております👨🏻‍⚕️

関節が曲がらない、伸びない、指が違う方を向いている・・⁉
という場合は治療をしっかりしなければなりません☝
伸びない時は腱が切れていることがあり、長期間の固定が必要です。

関節内での骨折の時は骨片の大きさが大きいと
手術を検討しなければならないこともあります。

関節外の骨折の時は正しい位置に固定をするというよりは
隣の指にならってテーピングをして、動かしながら正しい方向に曲がるように仕向けます💁️

骨折により腫れた場合、関節の拘縮が後程問題になってくることがあります。
指先から二つまでの関節は、曲げていると伸びなくなること
三つ目の関節は、伸ばしていると曲がらなくなることが問題となってきます😓

この二つの点を注意しながら、固定期間は短めにして動かしていくことが良い結果に繋がっていきます。

当院では初期固定としてシーネ固定という以前からあるもの以外に、
熱可塑性ギプスというもので固定を行うこともしております🩹
指を打撲して状態を確認してみたいということであれば当院にご相談ください。
2024年08月23日