腰部脊柱管狭窄症

「腰から足がしびれて痛い・・。」という方は非常に多くいらっしゃると思います。
当院ではこの症状の患者様が一番多く受診されると言っても過言ではありません😣

加齢的な変性により腰椎部での神経の通り道(腰髄)が圧迫されると、
足につながる神経が影響を受け、下肢の痛み・しびれ症状が出ます。

腰部脊柱管狭窄症の典型的な症状は、歩行により腰痛と両大腿後面の痛みが悪化することです。
長距離歩行するうちに腰髄圧迫部の神経の血流が悪くなるために、疼痛が出て歩行困難となってきます😱

特に腰を真っすぐに伸ばした状態は、腰髄が圧迫された状態となり症状が悪化する場合が多いため、
対処としては無理に腰を伸ばさずに歩くことをオススメしています🚶🏻‍♂️

シルバーカーを引いた状態や自転車に乗れる方は
腰をやや屈めた姿勢となるため楽に動けるようになります☝️

左右片方の殿部から下肢痛(坐骨神経痛)の症状の方も非常に多くいらっしゃり、
この場合は腰髄の圧迫が片寄っている場合や枝分かれした神経が圧迫されている可能性があります。
椎間板ヘルニアと症状は似ておりますが、厳密な区別は難しいです。

治療として、典型的な症状である腰痛と両大腿痛の方は神経の血流を良くする薬を内服していただき、
さらには神経障害性疼痛治療薬を内服していただきます💊

坐骨神経痛の方は消炎鎮痛薬と神経障害性疼痛治療薬を内服していただきます。

その他腰臀部へのブロック注射も効果的です💉
注射液の一部が硬膜外と神経根周囲へ流入し効果が出るのではと考えております🤔

神経障害性疼痛薬の登場により以前よりは手術まで必要な方は減っていると思われます☝
手術が必要になるような症状になる前に、下肢痛でお困りの場合も当院にご相談ください🧑‍⚕️

2024年06月20日