アキレス腱断裂について

みなさん、アキレス腱断裂という言葉を耳にされたことはありますか?

膝を伸ばしたまま足首を踏ん張った際に、
腱が筋力の強さに耐えられないと切れてしまうことがあり、
30-40歳代の方が、スポーツの際に受傷することが多いと言われています⚡️

私自身、昨年縄跳びの2重跳びを訓練中に段差で足首を反らしてしまい、アキレス腱が切れてしまいました。
診断は比較的容易で、症状や超音波画像からも診断できます🧑‍⚕️
治療としては、保存的治療でも手術的治療でもどちらも可能ですが、
再断裂の可能性は、保存的治療の方がわずかに高いと言われています。

手術的治療のメリットとしては、ギプスの固定期間が保存的治療より短いことです。
私自身は早期の復帰を望み、手術的治療を行いました。

しかしながら経過中に創部の糸からの感染があったり、
その後創部跡に若干の痛みがあることから、必ずしも手術が良いとは限りません😞

治療経過としては、アキレス腱が切れた部分に血腫が埋まり、それが徐々にゴムのような組織となり、最終的に元のアキレス腱の3倍ほどの太さとなります🧐

手術は、アキレス腱が治るまでの間、断裂部の距離を保っておく役割があると言えます。
腱をつないだ糸は仮止めです。
本当の治癒は太くなった組織ですので、
4か月以上経過すれば、余程切れないという感覚は自身でわかりました🤔

当院では過去に保存的治療をし、経過も順調な患者様もおられました。
固定は始めの数週はギプスをし、その後装具を装着しての歩行となります。
途中の治癒経過に関しては超音波で確認もできます。

保存的治療は、初期段階で長めのギプス期間のデメリットはありますが、
私自身、今後反対側のアキレス腱も切れることがあれば、
次は保存的治療をしてみたいと思っております。

当院ではアキレス腱断裂の診断・治療も行いますのでご相談いただければと思います😌

2024年07月05日