創傷処置について

今までに急な怪我でご自宅での処置に困った経験はありませんか?
当院では主に外傷の創処置を行っております。

①切創・・ナイフなどで切ってしまった場合は傷の大きさや場所により糸での縫合による処置もしくはテープによる固定するかを判断します🤔

②挫創や擦り傷・・縫合による処置、もしくは浸出液の量を想定しながら皮膚被覆材を使用します。

③高齢者の皮膚剥離・・皮膚がめくれてしまった時はこれを切ってはいけません。
丁寧に元の位置に戻した後に皮膚をテープで固定します🩹

④咬創・・犬や猫に噛まれた時皮膚の損傷はそれ程なくても、創内部で細菌感染の可能性が高いです。
内部の洗浄は難しいので当日に早めに抗生物質の内服をしましょう💊

⑤刺創・・異物が残っている時はもちろん除去します。
感染の可能性もあるので抗生物質の内服が必要です☝🏻

早期の治癒の基本は創部の安静と浸出液コントロールです!

縫合によりしっかり固定された傷は感染にも強く早期に治ります😊

擦り傷では適度な湿潤環境が求められます。
乾燥しすぎたりふやけているような状態だと治癒が遅れます。
浸出液量を予想しながら皮膚被覆材を変えていきます。

ご自宅での処置が可能と思われる時は絆創膏の処方を行っております👨🏻‍⚕️

2024年01月19日