皆さん「痛風」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
普段からよくビール🍺を飲む方が
ある時に、寝ていたら急に夜中に、足の親指の付け根が痛くて目覚めてしまった。
足をつくこともできない💦
これが痛風発作の典型的所見です。
痛風の名の通り風が当たるだけで痛いと言われます💨
高尿酸血症と呼ばれる、血液中の尿酸濃度が高い状態が原因で、
この状態が数年間続くと関節内に尿酸塩結晶が出来て、これが関節炎を引き起こします💥
痛風の原因には、食事によるプリン体の摂取過多、肥満、アルコールの過剰摂取、
腎臓の尿酸排泄機能の低下などが関与することがあります😨
大半は数日で痛みが改善してしまうため、放置してしまう方もいますが、治ったわけではありません。
痛風となられる方は、男性で性格もエネルギッシュな方が多い印象です。
痛みが改善しても生活習慣や飲酒習慣の改善、さらに薬による治療を覚悟をもって継続しなければなりません👨🏻⚕️
高尿酸血症の状態が続くと痛風発作だけでなく、
足や耳介等に痛風結節と呼ばれる尿酸結晶の塊が出来ることもあります。
さらには尿酸結石ができたり、腎機能が悪化し腎不全となります⚡
まずはアルコール量を減らすこと、食事は肉類・砂糖入りソフトドリンクを控えることです🍖
また体重増加に注意し、適度な運動を行うことです🏃
これらは他の糖尿病や脂質異常症や高血圧による動脈硬化を予防することになります。
さらに尿酸降下薬により血中の尿酸を下げます。
尿酸値が下がった状態が続くと数年かけて体に蓄積された尿酸が抜けていきます。
薬を飲まなくとも尿酸値が下がっていれば内服治療は不要となります。
当院では内服薬の処方や発作時のステロイド注射を行っております💉